椿は、日本初の女流作家・樋口一葉の処女作脱稿日の頃に咲く花。花ことばは「高潔な理性」。上掲の椿の絵は洋画家・春陽会会員 川上尉平(かわかみじょうへい 大正6年〜昭和54年)の作品。

平成2年11月16日設立。映像制作会社として始動。奥山眞佐子が制作及び演出した主な作品は以下の通りです。

学研
中学校保健体育教材/
応急手当シリーズ
ユーキャン
通信教育教材多数
ケーブルネットつづきの森
家庭医学シリーズ
家庭介護シリーズ
You Tube
真野わかの腸マッサージ

奥山眞佐子の朗読、演劇指導は、1999年千葉県白井の事業として地元の子どもたちを対象に行ったのが始まりでした。現在は、朗読、演劇に興味のある全ての年齢の方に指導しています。朗読に興味のある方、言葉遣いを直したい方、急遽、人前で話をしなければならなくなった方へのワンポイントレッスンなど…お気軽にお問い合わせください

(写真)NHK連続小説「花子とアン」指導風景

2025年7月8日

 

 今週の一枚は、三越劇場公演「大つごもり」チラシ裏面です。山村家の住込み奉公のお峰は、「勤め大事に骨さえ折れば」とひたむきに働き続け、その姿を「辛抱もの、感心なもの、見事な心がけ」と世間の人は褒めます。しかし気分屋の雇い主は、お峰が願い出た借入金2円の約束を反故にするのです。病気の伯父一家の困窮を助けられないと知ったお峰は、惑乱し盗みを働きます。自分の命と引き換えに必要な2円だけを盗むのです。時代は変わっても、労働条件の厳しさ、生活に苦しむ人はたくさんいます。盗みは悪いことです。が、そうせざるを得なかった原因を解消するために政治はあるのでないかと……

 

奥山眞佐子